南の島のコンフォートルーム2002年1月19日(土) 南の島のコンフォートルームComfort Roomとは、トイレのこと。南の島のトイレにつ いて、2~3のガイドブックがふれているので、私もひと こと、ふれざるをえません。 ガイドブックが指摘している事実のひとつは、南の島のト イレの便器は、いわゆる洋式なのですが、便器のうえにあ るはずの便座と蓋がないということです。もちろん、旅行 者が出入りする高級ホテルや高級レストランのトイレの便 器には、便座も蓋もついています。私も、利用したすべて の店のトイレをチェックしたわけではありませんが、すく なくとも、私の友人の家のトイレや、昨年の夏、避暑地に むかう途中によったガソリンスタンドのトイレや、プール のトイレの便器には、便座も蓋もついていませんでした。 ガイドブックが指摘しているとおり、南の島では、便器の うえの便座や蓋は不要とみなされているようなのです。 それでは、このような便器で、どのように用をたすのでし ょうか? もちろん、便座のない便器にこしかけて用をた すのです。便器がよごれている場合は、便器のうえに両足 をのせてかがんだり、中腰でしゃがんだりして、よごれた 便器におしりがふれないスタイルで、用をたします。 先日、私は、友人とロビンソンズ・ギャレリアでバスタオ ルをさがしていて、偶然みつけました、便座と蓋を! な んと便座と蓋だけを売っていたのです。しかも、それはク ッションのような素材でできていて、かるくて、やわらか くて、色はパステルカラーで、たしかmade in koreaの 表示があったとおもいます。さすが韓国! でも、私の友 人は、なんの関心もしめさずに、その売場のまえをとおり すぎていきました。 ガイドブックが指摘している事実のふたつめは、南の島で は、トイレットペーパーは使わないということです。便器 の横の壁には水道の蛇口があり、その蛇口の下には水をみ たしたおおきなバケツがおいてあり、そのバケツのなかに は「ひしゃく」がういています。つまり、そのひしゃくで 水をくんで、水をながしながら、指で局部をあらうのです 。元祖ウォシュレットです。 ロビンソンズ・ギャレリアのスーパーマーケットでは、ト イレットペーパーを売っていました。でも、みんなトイレ ットペーパーを使っていません。経済的な事情もあるので しょうが、私も、自分の局部を毎回、水であらってみて、 とてもきもちがよく、清潔なかんじをもちました。 ちなみに、南の島のシャワーは、お湯は出ません。水だけ です。でも、昼間、気温が30℃くらいのときに、水のシ ャワーで髪やからだをあらっていると、はじめはすこし冷 たいけれど、だんだんきもちがよくなってきます。からだ がほてってきます。南の島で元祖ウォシュレットが好まれ ているのも、この島の気候にあっているからなのかもしれ ません。 ところで、この1月17日で、阪神大震災から7年がたち ました。私は昨年12月6日~7日に神戸市をたずね、当 時の話をうかがってきたばかりでしたので、1月17日の マスメディアの報道もみぢかにかんじられました。神戸市 できいたいろいろな話のなかで、私は、水にこまった話が 印象にのこっています。震災で分断された水道が復旧する まで、4か月かかったそうです。その間、市民はトイレに 苦労されたということでした。 南の島の友人の家は、高台にあるせいか、深夜~早朝は断 水します。友人は、おおきなバケツに水をいっぱいためて いました。私も、東海地震にそなえて、20リットルのポ リタンクとペットボトル数本に水をためました。 ジャンル別一覧
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